腰痛を治すには、自分の状態を知ろう!
腰痛を治すには、自分の状態を知ろう
こんにちは。西日暮里しろくま整骨院の永井です。
当院は坐骨神経痛、脊柱管狭窄症でお悩みの方を多数診ている治療院ですが、
腰痛で来院をされる方も多数います。
皆様、腰痛…首痛でもひざ痛でもいいのですが、中々治らない時はどうしてますか?
ネットで調べ当てはまるものを探したり、本を読んだりYOUTUBEを見たり…最近は様々な情報を取り入れやすくなっている反面、何が自分にとって最適なのかよくわからなくなっていることが多数あります。
例えばネットでうつぶせから腰を反らす運動が身体にいいと聞き実践しています!私の知り合いの方はこれで良くなったそうです。という話をよく聞きますが、腰の椎間関節に負荷がかかり腰椎前面の負荷を軽減したいならこの運動はありなのですが、例えばヘルニアのような症状でお悩みの方がこの運動をしたら悪化する可能性が高いです。
他にもテレビで温めたほうがいいと言ってたから…筋トレがいいと聞いたから…などなど。
もちろん筋肉が足りなくて痛みが出ることも多いですが、問題はどこの筋肉を鍛えたらいいかということになってきます。
少し前置きが長くなりましたが、今日はなぜ痛みが出ているのかを、自分で理解すること。また、どうしたら痛みがなくなっていくのかを考えていければと思います。
- 原因を知ろう!
まずは自分の腰痛が検査で分かるものなのかどうかを確認しよう。
日本の医療が優れているところはとにかく検査の料金が安価なこと、それと精度が高いところです。
圧倒的におススメするのはまずは整形外科などで検査をすること。
腰痛の原因として判明しているのは実は10~20%程度で、残る80%は原因がわかっていないものばかりです。
その中で大事なのはリハビリやトレーニングで治せる疾患なのかを把握することです。
例えば腰痛には癌や感染性脊椎炎、尿路結石などの内臓疾患や圧迫骨折も原因としてあります。
骨折や癌になっていてマッサージして良くなるでしょうか?私はならないと思っています。
かといって痛い→すぐに検査!をしていると検査マニアになっていまいます。
もし痛みが3カ月以上続いている、それでいて痛みが強くなっている、と思うならその時はまず画像診断や血液検査などの検査を受けることをお勧めしています。
手間を感じるかもしれませんが、そこで内臓や骨に異常がないのなら安心して腰痛治療にあたれますよね。長年お悩みの方はまず検査をしてください。
- 検査の判断基準を知ろう
検査と簡単に言いましたがなにかと多忙な現代社会。病院は混んでるから行きたくないというかた向けに、いくつかの判断材料を書いていきます
まず知ってもらいたいのはレッドフラッグ(危険信号)です。
- 時間や活動性に関係ない腰痛
- ガン、ステロイド治療、HIV感染の既往
- 限定的ではなく広範囲に及ぶ神経症状
- 胸部痛(苦しさも含める)
- 体重減少(ダイエット時など除く)
- 発熱状態が続く
こんな時は画像検査、血液検査はやっておいた方がいいです。
また、痺れがある場合もなるべく検査をしておいた方が安全かと思います。
- 自分がどうしたいのかを認識しよう
原因が明らかなギックリ腰や捻挫などの場合を除いて、原因が特定されない症状はまず様子をみるところからスタートすることが多いです。
その時、あなたはどうしたいですか?
例えば
★3週間後に大事な旅行があるからそれまでに痛みを治すまでいかなくても緩和したい
★それほどスピードは求めていない。ただ、痛みをなんとかしていきたい
★いつまでとかはないけど、3カ月以内にはなんとかしたいなと漠然と思う
ここらへんの自分がどうしたいのか、を認識しましょう。
我々治療院や病院は基本的に治療計画をたてます。経過をみながら修正をしていくのですが、大事なのは治療する側と受ける側の考えをすり合わせる必要があります。
例えば
患者→育児、仕事があるので通院はむつかしい。週に一度が限界
先生→良くするためには詰めてくる必要がある。毎日、できないなら一日おきに来なさい
こんな考えの違いがあれば治るものも治らないと思いませんか?
他にも痛くなくなりたいです、というのは
- サッカーしてても痛くなくしたいです
- 近所のスーパーに痛くなく行きたいです
この二つでは目指す治療の内容が全然違いますよね。
もし今悩まれていて、治療院を受信しようとしているのなら、ここら辺はしっかりと考えておいてください。
さて、長くなりましたがここまでが序章で、次回からは実際に腰痛にはどんな種類があるのか、セルフチェックできるものを含め説明させていただければと思います。
ブログの内容を見て不明な点、聞いてみたい点がありましたらいつでもお気軽にお問合せフォームからメールもしくはラインをしてください。
西日暮里しろくま整骨院 永井