肩こりと頭痛の関係とは?血流と酸素不足のメカニズム

赤ちゃんの抱っこで肩こりを感じる人はとても多いです
~酸素不足と血流障害の視点から~
「肩こりを感じると、ついグルグル回したくなる」
これは多くの方が経験していることかもしれません。実際、肩こりを感じたときに無意識に動かしているのは、身体が「そこに不調がある」と教えてくれているサインです。
しかし、単なる筋肉の緊張や疲労だけではなく、肩こりが“頭痛”を引き起こすケースがあるのをご存じでしょうか?
今回は、整体の現場でもよく見られる【肩こり→頭痛】のメカニズムについて、「血流と酸素供給」の視点から解説します。
肩こりとは何か?
肩こりとは、肩周辺の筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋など)が緊張し、血流が滞った状態を指します。特に日本人は骨格の特徴や生活習慣(デスクワーク・スマホの使用など)から肩がこりやすく、慢性化しやすい傾向があります。
肩こりと血流、そして「酸素」
肩こりが起きると、筋肉の中を流れる毛細血管が圧迫され、局所の血流が悪化します。
このとき、問題になるのが「酸素の供給不足」です。
筋肉も脳も、酸素をエネルギー源として活動しています。
血液は酸素を全身に運ぶ“運搬役”ですが、肩や首の筋肉で血流が滞ると、脳へ送られる酸素の量も減少することになります。
この「脳の酸素不足」は、緊張型頭痛や片頭痛の引き金になりやすいと考えられています。

肩が凝りすぎると気持ちが悪く感じてしまう人も…
頭痛と肩こりの関係性:最新の見解
実際、2014年の国際頭痛学会の分類(ICHD-3)では、
緊張型頭痛の原因のひとつとして「頭部・頸部の筋肉の緊張」が明記されています。
また、首や肩の筋肉の過緊張が、脳幹や視床下部(自律神経の中枢)に間接的な影響を与えることで、頭痛やめまい、吐き気といった不定愁訴につながるケースも報告されています。
つまり、単なる肩こりが、全身の不調につながる入り口になりうるのです。
解決策は「筋肉」だけでなく「血流」と「神経」のケア
多くの方が肩こりを「マッサージでほぐすもの」と捉えがちですが、
表面的な緊張だけを緩めても、根本的な改善にはなりません。
大切なのは、
・首肩周りの筋肉バランスを整えること
・姿勢や骨盤の歪みを調整し、血流の通り道を広げること
・深い呼吸ができる状態をつくり、自律神経を整えること
これらを一つずつ見直すことで、肩こりからの頭痛を根本的に改善することが可能です。
「どこに行っても肩こりがよくならなかった…」
そんな方は、当院の整体を一度体験してみてください。
→ 詳しくは[ルピナス整体院 公式サイト]へ
<参考リンク>
<a href=”https://www.mhlw.go.jp/” target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>厚生労働省</a>