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症例報告その② ~肩こりと胸郭出口症候群~40代男性

症例報告その② ~肩こりと胸郭出口症候群~40代男性

 

 

肩凝りが治らないというお悩みの抱えた男性の方です。

肩凝り歴は長く、仕事を始めてからしばらくしてからずっと肩凝りに悩まされているとのこと。

仕事の内容はデスクワークがメイン。

週5勤務でたまに休日出勤や残業があるものの、時間外は月20hほどとのこと。

 

 

子供を抱っこしたりしてた時も辛いときはあったが、最近の方が辛いとのこと。

今まで整形外科に行ってレントゲンなどで検査をしたものの骨に異常はなく、湿布を処方され終わったらしい。

今は我慢できなくなってら整体やマッサージに行ったりしていたが、今回根本から治療するという当院のチラシを見て来院を決めてくれた。

 

 

基本的に肩凝りが発生する理由として一番考えられるのは、肩周囲の血流が悪くなっていることにある。

よく肩が凝った時に肩をグルグル回したり首を倒したりしないだろうか?

これは使い過ぎ硬くなった筋肉を柔らかくして血流を良くしようという本能からきている。

 

 

もしこの男性の肩凝りの原因が血流不良なら、何が血流を悪くしているのかを考えていかなければならない。

血流が悪くなる原因としては

 

 

  • 姿勢不良によるもの
  • 筋肉が硬くなりすぎている
  • 心臓の機能が低下している
  • 栄養不足である

 

 

ここらへんが考えられるだろう。

私が治療できるものは①と②である。

そこで、①と②に着目し検査を開始した。

 

 

そこで、検査の結果、特定の肢位で血流が悪くなることが発覚した。

血流の悪さは拍動を触知することで察知をすることができる。

この方は電車のつり革を掴む姿勢で拍動の消失を触知した。

これは胸郭出口症候群という鎖骨周囲で発生する神経や血管の圧迫症状を総称して呼ばれるものである。

ちなみにつり革を掴む姿勢での拍動の消失は、小胸筋が過緊張しているときに発生しやすい。

 

 

つまりこの方の血流を改善するには、この胸郭出口症候群を何とかしなくてはならないと判断した。

幸いなことに強い疼痛はなく、首の可動域は正常であった。

ただ、肩甲骨が外転し、いわいる猫背の状態になっていたため、そちらは治療しなくてはならないという話をさせてもらった。

 

 

この方は結局①の姿勢不良による肩凝りの可能性が高く、仕事中の姿勢をある程度維持できれば症状はでなくなるだろうと判断。

治療法は身体のバランスを矯正し、その姿勢を維持できるだけの筋力を作るといったもの。

筋肉を作り維持するには大体3カ月ほど期間が必要で、回数では約12回といったところと説明。

 

 

結果として10回前後で肩凝りは消失。

残りの2回はメンテナンスとトレーニングをメインとして施術を行った。

 

 

このような姿勢の改善や神経症状の根本解決には筋力トレーニングがマストになってくると私は考えている。

 

 

肩凝りでお悩みの方。

長期でお悩みなら、その肩凝りには原因があるかもしれません。

ジッと耐えれるならいいのですが、もし治らなくて不安を抱えているのなら、当院までご相談ください。

 

 

 

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この記事を書いた人

院長

ルピナス整体院院長の永井宏典です。治療家として12年・2万人以上の方と関わってきました。「痛みの心配がない、快適な毎日を送れる」「痛みがこわくて我慢していたことが、なんでもできる」そんな喜びを手に入れられるように、読者様にとって有益な情報を発信して参ります。

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