どうやったら腰痛・ヘルニア・狭窄症が治るのか
どうやったら腰痛・ヘルニア・管狭窄症が治るのか?
これは確定している医学ではなく、私が長年治療してきた経験を元に記載しています。
なので、私の考え、という一面が強く出ていますので、参考までに見ていただけると幸いです。ただ、この考えを元にたくさんの腰痛・ヘルニア・狭窄症の患者さんを治してきました。
まずはいっぺんに書いてしまったのだが、腰痛やヘルニア、狭窄症はそもそも原因が違う。
いっぺんに話すと少しこじれてしまうので、今日は狭窄症についてお話しできればと思います。
狭窄症の正式名称は腰部脊柱管狭窄症。
どういう状態を示すかと言うと…
腰の脊柱管と呼ばれる部位が、何らかの原因で狭まり圧迫されている状態を指します。
脊柱管は坐骨神経などの神経を通すための管のようなものです。
その通り道が圧迫されることにより痛みや痺れ、感覚異常を起こします。
その中でも坐骨神経は人体で一番太い神経なため、圧迫されやすく症状にも出やすいです。
ほとんどの狭窄症の方はこの坐骨神経というものが圧迫されて症状が出ます。
この圧迫され痛みが出ている状態を座骨神経痛といいます。
じゃあどうすれば神経の圧迫が出るのでしょうか?
- 骨や軟骨がすり減り神経を圧迫する
- 椎間板ヘルニア
- 筋肉が由来する。
経験上なのですが、手術になるような症状は①と②です。
レントゲンで骨が狭まっているように見えても実はそれほど圧迫していないこともあるのが①や②の症状です。
どういった時に手術になるかというと…
⇒2~3週間以上絶えず痛みが出て歩くことすら厳しい。
上記の時に手術の可能性が出てきます。
同じ動作、例えば歩行時にいつも痛いなら①、②の症状の可能性がありますが、痛みにばらつきがある人がほとんどです。
例:今日は痛みが強い。昨日はそこまでじゃなかったのに…でも一昨日は痛かった、など。
また、10分以上歩いて痛みが出る、歩き始めからずっと痛いでも対処の仕方が変わります。
もし狭窄症でお悩みの方がいたら痛みを自分の中で把握してください。
500歩歩いて痛いのと、0歩で痛いのは原因が違ってきます。
狭窄症はレントゲンなどでは正確に把握することが出来ないため、問診や検査が重要になってきます。
レントゲンを見て医師から骨が狭いと言われた…でも様子を見ましょうと言われてどうしていいのか分からない、そんな人も多くいるのが現状です。
狭窄症の一番の問題点は何か?
それは、動かなくなることだと私は思っています。
歩け歩けと言われるが、歩くと悪化するのが狭窄症です。
歩くと痛くなるため歩かなくなり、結果悪化してしまうのです。
なぜ歩かないと余計痛くなるか。運動不足だからだ。それはみんななんとなく理解しているようです。
では運動不足になるとなにが人間の身体から不足していくのでしょうか?
…そう筋肉です。
筋力の維持のために歩けと言われるのが狭窄症。
その筋肉、本当に歩くことでつくのでしょうか?
実は歩くために必要な筋肉は正しくいいフォームで歩けないとつかなかったりします。
痛みがない状態ならともかく、痛くて歩けない、筋肉が落ちている人が理想のフォームで歩けるでしょうか?
むしろ歩くために必要な筋肉は歩く以外の方法で作れたりします。
つまり狭窄症は①②③どれが原因でも必ず筋肉が関与してしまうのです。
落ちるのも筋肉なら作らなければならないのも筋肉です。
筋肉のパフォーマンスを最大にすることで狭窄症の痛みや痺れは緩和していくことが多いです。
次回はどんな治療でパフォーマンスを引き出すのか。
また、なぜ整体が狭窄症を良くできるのかを説明できればと思います。